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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

CD 『アガルタ通信2008』 ライナーノート

『アガルタ通信+奥野義典』ライブ・アット・くう 2008

またもや、経費削減のためCDに添付出来ないので、コチラでライナーノートを書きます。このCDを聴いている人も、まだの人も(!)是非、参考にして頂けると有り難いです。

2005年の釧路ジス・イズでのライブを納めた最初のCD-R3枚組みは、おかげさまで当初の予想をはるかに越えた注文を頂いて大変ありがたく思っております。続くCDも色々と考えていましたが、2008年、遂に奥野義典をゲストに迎えることに成功(笑)4月に小樽フリーランス、8月に札幌『くう』という絶好の機会を得ました。

8月24日のライブは最初から『これは、タダでは済まない・・』という雰囲気が会場にビンビンにあり、メンバーはモチロン、10数名のお客さんにも伝わっていたと思います。幸い奥野義典ファンの長谷川YUMI氏がデジタル録音してくれていてラフな録音ではありますが、演奏内容が凄いのでCDとして発売する事にしました。

まずは録音データから
録音 :2008年8月24日 札幌『くう』にてライブ録音 1st SET
録音者:長谷川YUMI

演奏曲
1.Spanish Coo (濱雅寛)
2.Lady's Blues (R.Kirk)
3.Electric Masaru (山田賢)
4.Hexagon  (濱雅寛)

演奏者:横山裕太(tp)奥野義典(as)西條史宣(tb)武内宏峰(bs)
    濱 雅寛(g)山田 賢(g)南山雅樹(key)瀬尾高志(b)
    樋口千里(ds)

まずは最近の『アガルタ通信』のオリジナルのSpanishCooから始まる。これはこのところ絶好調の横山裕太をフューチャーした濱のオリジナルである。自分で言うのもなんだが(笑)なかなかいい曲だと思う。 裕太の演奏が最初からいいのだが、それに輪をかけて次に出てくる奥野のアルトがこれまた凄い! これだけ根性を入れて演奏してくれると作者としても座り小便しそうだ(失礼!)
また、この後の南山のソロもハンパではない。南山は去年、自分から『アガルタでやらせて~』と言ってきた信じられない奴である。この話をすると長くなるのでやめるが、今回のCDは世界の奥野と南山が入った『アガルタ通信』という事で日の目をみたと言っても過言ではない。
2曲目は俺のリクエストで奥野義典のワン・ホーンでラサーンの『Lady'sBlues』
もう、カニさん、BIG MAMA 感涙の演奏である(わかる人にしかわからない・・ゴメン!)
これが最高の演奏である。バックは南山、瀬尾、千里という普段あまりみる事の出来ないゴールデン・トリオを従えて奥野がブルーズを吼える。 タマラン!!
自分でリクエストしながら『俺って選曲が最高!!』とか思った。

続いては我が敬愛する相棒ギタリスト『山田賢』のインプロ曲ElectricMasaruである。ペイズリーのテレキャスターとフェンダーのFAT5から出る強力な音は聴く者を捕らえて離さない。10年以上も一緒に演奏してきているがいつ聴いても新鮮な演奏を必ずしてくれる『アガルタ』にはなくてはならないギターである。続く奥野のロック・ビートに乗ったサックスもこれまた強力である! こういう演奏は普段なかなか聴けないと思うよ。次に裕太(tp)の再登場である。俺は調子の良いメンバーはどんどん出すという主義だから、最近はどうしても裕太(tp)を出してしまのだが、それに応えてくれる裕太も凄い。
一転して瀬尾と山田の静かなデュオになる(この辺は俺が山田に注文した構成)
この瀬尾と山田が素晴らしい!! 瀬尾は熱いソロが『アガルタ』では定評で、それもモチロン良いのだが、こういう静かな曲でのソロ・デュオが最近メチャクチャ良いのだ。斉藤徹氏も言っていたが『瀬尾、大人になったな~』

最後の曲は俺のオリジナル『Hexagon』だ。8分の6拍子だからということでつけた。ま、ペンタゴンを意識はしたけど(笑)
武内のバリトンから始まる。テーマは無くその時のフロント(今回は奥野)に任せるという他力本願の曲である(爆)
この日は奥野のアルトが炸裂し、自分のオリジナル(?)にもかかわらず感動してしまった。そしてこの演奏が白眉なのである!(いや、眉毛が白くなったわけではないよ)
南山のソロが凄い!!
これは聴いてもらわないとわからないと思うが絶対にアナタの想像をはるかに超えている!!
南山って凄い・・・・

~ということで世界の奥野と南山と山田と瀬尾と千里と裕太と武内と西條が『くう』でやってしまった最高の演奏です。
出来る限りの大音量で聴いて下さい。




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